2018年1月アーカイブ
仕事だ仕事! RM125(1980)修理記録10完成した写真です。
100%では無いです。
カタチが出来てエンジンがかかっているだけです。
ここから、試乗してセッティングしてれば、色々と気になるところが出て来るハズです。
それのレポートは気が向いたらでイイでしょう?、後は楽しく乗れるかどうかです。
ピーキーなレーサーなので途中で投げ出すかもしれません。。。
先ずはコースが良い状態になるのと、季節が「やる気」を起こさせるようになるのを待ちます。
去年から約一年間バイク中心の良い想いをさせて頂きました。仕事中にバイクを弄るワタシを生暖かい目で見守っていてくれた社員に感謝です。
ワタシのポンコツバイク修理道楽は本業が疎かになってるので当分休業(廃業かも)です。
これからは今持っているバイクの維持で我慢します。。。出来るかな?
資金の確保の為に数台は手放す予定でおります。
エンジンはまともであって欲しいと思っていた願いも叶わず、こんな状態でした。
クランクを割って、丁寧に錆を落とすしかありませんでした。
マグネシウムのカバーは水に反応してボロボロです。
穴が開いた部分はアルミパテで埋めて奇麗にしあげました。
一番の問題は電装でした。
ステーターとCDIとコイルしか無いのに、一番厄介でした。
付いていたノーマルのCDIは火花が飛ばずNG。
探しても中古しか見つけられなかったので程度の良さそうな中古を購入したのですが、一回エンジンがかかってお亡くなりになりました。
ステーターは問題のない抵抗値と、キック時には問題ない電圧が出ています。
コイルも古いですが、抵抗値に問題なしで一次側で電圧をかけると火花が飛びます。
困って、仕方ないのでCDIの回路を起こして作る事にしたとたんeBayにNOS品のCDIが出品されました。
ステーターコイルもイグニッションコイルもRM400用で合う事が分かったので全部新品にしようと急いでゲットしました。
これはホーリーエクイップさん経由でワークスパフォーマンスに特注品をオーダーしました。
フレームは錆び錆びで酷い状態ですが溶接部はしっかりしてて、内側が錆びているので、根気良く錆取りしてウレタンで塞ぎました。
錆取りは根気がいる作業ですがきっちりやらないと後が大変です。
そしてフレームはパウダーコーティングに出して、ウレタンを充填しました。
ホイールは何とかハブだけ使えそうですが、スポークとリムは諦めます。
勿論シューは使い物になりません。
チャンバーは使えそうですが、サイレンサーは地蜂の巣の様な泥が詰まっていて、更に中身が腐っていましたので外そうとしましたが、何としても外れません。
仕方なくサイレンサー側を切って、隙間からスプレーをして、やっと外れました。この泥の様なものはチャンバーの中まで入っていて、太い針金を入れて、更にエアーで吹いてやっと取れた気がします。
チャンバー表面のボコボコは見なかった事にして塗装する事にします。
いざとなれば特注チャンバーで行きます。。
サイレンサーはアメリカでアルミで作っているショップを見つけたのでそこに注文しました。
備忘録として一応諸言を上げておきます。
RM 125 1980
Overall Length: 2,125 mm (83.7 in)
Overall Width: 845 mm (33.3 in)
Overall Height: 1,225 mm (48.2 in)
Seat Height: 950 mm (37.4 in)
Ground Clearance: 340 mm (13.4 in)
Wheelbase: 1,440 mm (56.7 in)
Dry Weight: 88 kg (194 lbs)
Engine type: Air-cooled 124 cc single-cylinder 2-stroke, Reed valve. 27 hp (19.8 kW)/ 10,500 rpm, 18.1 Nm/ 10,000 rpm.
当然最初はバラバラにするのですが、外れないネジが必ずありますので「ネジ緩め剤」などを振りかけておきます。
私はたまたま「ニチモリ ハイパーショットルブ緩め」を持っていたので、緩み難そうなネジにスプレーしておきました。
数日間、朝晩にシュッ~っとやってからばらし始めました。
ばらし始めたら穴や隙間に小さな虫がいたので、先ずは虫退治から始まりました。
ばらした部品で使える物と使えない物を分けるのですが、使えそうに無い物でも有ると何かと役に立つ時があるので最後まで保管しておくようにしています。
パーツリストやらマニュアルやらを注文している間に動くところをチェックします。
残念ながらこのバイクで動くのはキックのみです。
ニュートラ状態での放置だったので、キックは下りました。
シリンダーに錆は無さそうな感じです。
キックなんかしない方が良いんじゃ無いの?って言われそうですが、この外観を見てせめてエンジンがまともで無ければ修理する気が無かったもんで、オーナーさんにはキックが下りる確認をしてから送って貰ってたので、異音等の確認程度です。
シフトは出来ず、クラッチは切れず。サスペンションの作動などもっての外なのは分かっておりました。
放置前の状態を前オーナーに聞くと、ミッションケースに穴が空いたので修理してもらったら1速と2速しか入らん様になったのと、金も無いので乗らなくなったとの事でした。
前オーナーは学生の頃からの大親友です。
あんなにバイク好きの彼が東京から因島に帰ってから何が有ったかは知らないけど、最近SNSで再会して又交流が始まりました。
ネットが無い時代は精々年賀状で無事を確認するくらいだったが、それでも友達と云う気持ちを強く持ってました・・彼は分からんケド。
今の時代は近況をアップすると無事がたちどころに確認出来る。。便利なんだか・・?
さて、現車を見るとクランクケースの左側、スプロケットの後ろのフレームとの接合部の横に溶接の後・・なぜこんなところに穴が空くのか不思議だったが、車体を組んでいて納得したので後程に。
以下に写真をアップして、どの位風化していたかご覧頂きます。
今日はここまで。