エンジンは腰上と両サイドをばらした状態でフレームにのせました。
写真は組み上げた状態です。
そうする事によってフレームにキズが付くリスクはかなり減ります。
勿論養生テープで保護します。
又、エンジン下側にはジャッキを入れて、フレーム幅より狭くて暑い板を乗せ、それにエンジンを置きました。
アッセンブリされたエンジンは右側からしか乗せられないのと、狭いので養生テープにさらにガムテープ、特にダウンチューブを保護して行う事をお勧めします。
力があれば一人でもエンジンは乗せられますが、2人でやった方が無難だと思います。
今回、僕にしては珍しく排気量は弄っていません。ピストンリングを新品交換しただけです。
ここで、豆知識・・ってXR系が好きな人はしってるかな?
ピストン、リング共にXLRと品番は違えどもXLR系も使えます。
又、カムの高さも同じ、ME06だからハイカムでは無いのです。
カムの形状が違ってME06の方がバルブが開くタイミングと閉じるタイミングがちょっとMD22と違うのです。。。
ヘッドのデコンプのオイルシールが漏れ出したら、当然オイルシール交換になりますが、このエンジンは素直にデコンプレバーが抜けません。
ヘッドカバーを外してレバーの抜け止めのピンを抜く事になるのですが・・・このピンが抜けません。
何故ならこのピンの真下がオイル通路の穴になっているのです。
メーカーも絶対抜けちゃダメという事で「焼き嵌め」にしてます。
「焼き嵌め」とは素材の膨張率を考慮して圧入する事です。
ですから、このピンを抜くにはヘッドカバーのフレーム固定部を万力なんかで挟んで、ピンの付け根をバーナーでチンチンに熱くしてバイスプライヤーでピンを挟んで抜きます。
大変ですよ。それで今回大冒険で写真の様な部品を用意して簡単に外せるようにしてみました。
回り止めナットと回り止めワッシャ、平どりしたネジです。
それはカムです。ME06用の今ついてるノーマルカムに問題が有るわけでは無いのですが、これは社外品のME06のコピーカムです。
寸法や精度は全く問題無く取り付けられました。。もしかしたらノーマルより良いかも・・中国を含む東南アジア製では無いですよ。
これが良ければ、メーカーが供給していないME06カムが入手出来ますね。
チェーンアジャスタは未だ新品が出ますが、ついこう云うのにしたくなります。
表題がカスタム記となっているのはこう云う事が有るからです。
まだこの手のネタはあるので・・
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